ロジックソリューションズについて
20世紀の中盤から後半にかけて、世界に冠たる「技術立国」として目覚ましい発展を遂げてきた日本。しかし、時代が進む中で技術部門のオートメーション化が著しく進む一方、アジアをはじめとする新興各国が豊富な人的資源の供給を背景に成長を遂げてきました。一方、日本では技術の海外流出が続いています。新たな技術開発の勢いは失われ、産業の「空洞化」を止めることができていません。加えて、これまで産業を下支えしてきた「団塊の世代」のリタイアが本格化する中、製品開発・製造分野の古き良き日本の伝統技術は、その継承すら難しいのが実情です。
「技術は見て盗め」それがベースとなる現状の後継技術者の育成が続けば、いずれ誇るべき技術も途絶えてしまう‥‥。そんな危機感から生まれた組織が「ロジックソリューションズ」です。ここでは、航空機・自動車・加工機・FAなど、最先端の産業技術分野で製品開発・製造に深く関わってきた技術者たちの「頭の中」にある知識・経験・ノウハウをデータベース化し、eラーニングや教材として構築。即戦力人材の育成や技能継承に役立てるとともに、公共的な職業訓練校として、求職者に対する「スキル習得教育」を施し、これまでに延べ3,500名の技術者を世に送り出してきました。
今後も先端技術開発・技術/技能継承を通じて知識・経験・ノウハウを蓄積し、継承システムを構築することで社会に還元していきます。また、並行して【農業・福祉・エネルギー・リサイクル関連】分野でも技術開発設計・人材育成・雇用創出等に挑戦し、「イノベーション」と「感動」を発信してまいります。ぜひ私どもの今後の展開にご注目ください。
企業理念&ビジョン
人を育む。技術を培う。
「高度機械技術開発/人材育成」「農業生産/農業技術開発」「障害者雇用創出」を中核とする3事業をクロスさせ、最大限の相乗効果を発揮しながら世の中に新たな「事業価値」を発信し、長期的・継続的に成長するイノベーション型企業。
高度機械設計業(航空機・自動車・FA機械)に軸足を置きながら、新成長産業の分野(農業・福祉・エネルギー・リサイクル関連等)まで領域を広げ、技術開発・設計製作販売、人材育成・雇用創出を通して社会成長の下支えをする。
事業の展開について
ものづくり大国・日本の
復興のために。~今必要とされる
技術開発の道筋を拓きます〜
技能継承事業
戦後の日本は、一面焼け野原の状態から現在に至るまで、世界に類を見ないスピードで復興を遂げました。それは、私たちの父や祖父が寸暇を惜しんで働き続けてくれたおかげです。しかし、そんな豊かさを享受する日本が今、恒久的な技術者不足に直面しています。
●少子化による急激な人材、後継者不足
●「ゆとり教育」による理数系人材の減少
●優秀な団塊世代技術者の大量退職
●高度技術の海外流出
など、さまざまな要因が絡み合って起こってきた問題です。
私たちの最大の目標は、技術立国・日本の成長を支え続けてきた『すごい技術』の継承。先人が蓄積してきた経験やノウハウなど、日本のモノづくりにとって「宝物」をデータベースに収め、次世代につないでいくことが使命です。データベースを駆使して技術者を育成、社会へと輩出し、さらにそこで得た知識・ノウハウをデータベースとして構築。さらに新たな技術者育成へ‥‥というサイクルを確立することで、私たちは技術立国日本の『すごい技術』を後世の人たちに確実に伝えることの価値を追求しています。
人材育成・派遣事業
技能の継承に主眼を置いた人材の育成をベースに、主に機械設計業務の実績を踏まえて請負業務や出張業務を展開しています。即戦力が求められている今、業務拡大に伴う、あるいは新技術への対応が必要な場合の人材確保は容易ではありません。私たちは、急を要する人材確保にも対応できるよう、設計開発に必要な人材をスピーディーに輩出するため、社員一同日々技術向上に努め、お客様の多様なニーズにお応えいたします。
●技術だけでなく「人財」を育てています。
自ら学ぶ者は、学びで得た成果を受け継いでいく役割を担います。高い技術を備えた「人財」の輩出に務めることも、私たちにとっての大きなテーマと位置づけ、主に公共団体より委託を受け、職業訓練事業や人材育成事業を進めています。また、教育機関(大学・短大・専門学校など)に出向いてインストラクター業務も請負うほか、企業様からの要望に対しましても、新人教育研修や社会人教育でサポートいたします。
私たちを取り囲む枠組みを
超えるために。~発想力×行動力×技術力。
AIの発想を超える、人ありきの技術の創造〜
「労働」の意味合いを変えようとしている、AIの進歩。早く正確な処理が求められる仕事、単純で高速な処理が必要な作業がAIやロボットに取って代わられるのは必然とも言えます。かなり複雑な判断を求められるような仕事も、AI・ロボットに仕事を奪われていくことでしょう。
例えば、電車の運転士も、かなり早い段階でAI化されると予想されています。しかし、おそらく車掌という仕事は生き残っていくはず。継続的に必要な安全確認や、想定外のできごとに対する対応は、人間にまかせた方がうまくいくからです。人の感情を慮り、経験と自在な発想を組み合わせたアイデアを組み込んでいく仕事。それは、今はまだAIではこなすことのできない領域の仕事なのです。
AIと「人間の知恵」が出会う場所にこそできる、新しいビジネスモデル。「どうすれば生き残れるか」ではなく、「いかに生まれ変わるのか」にシフトしていくことで、AIと私たちが共存し、新たな未来を切り開く道を模索してまいります。